6月18日に令和2年度の6・7月議会が開会しました。
2・3月議会は1年間を通しての予算を審議しましたが、今議会ではそこから変わった点を審議します。
大きくはコロナ対策による追加の補正予算が見受けられました。上程された議案に対し、6月23日には議案質疑を2点しました。
ひとつは「PCR検査センター事業費」。
市内のどこかにPCR検査センターを設置し、重症者はこれまで通り保健所の管轄で、軽症者だけを新しくつくるPCR検査センターで受けるシステムをつくるための事業費です。
PCR検査を受けてもらうかどうかの判断を最前線の医師の診断に任せるということで、負担やリスクを医療従事者に負っていただくことになります。すでに数か月及ぶ負担とリスクをこれからもまだまだ負い続けていただかないといけないことに深く感謝を申し上げることしかできません。
また、コロナ関連ということで、職員の採用試験に関する補正予算についても質疑を行いました。
センター方式を導入するための費用ということで、受験者はある期間の好きなタイミングに指定の場所へ行って教養試験を受けられるようにするためのものです。全国で言うと273ケ所あるのですが、県内でいうと北から四日市・津・伊勢の3ケ所と、松阪にないことがわかっています。一方で、受験者の内、一番多いのは松阪市にお住まいの方々です。昨年度ベースで、こういった事実がわかっているにもかかわらずセンター方式を導入することの目的や意義を問いただしました。この疑念は質問が終わった今も晴らせていませんが、事業設計をされた方には考える順番が間違っているのではないかと言わざるを得ません。
2・3月議会で途中になっていた「観光施策」のテーマなど、一般質問で今の市政について問いたいことはありましたが、
新型コロナ感染拡大防止の観点から、必要最低限の質問という方針に同調し、今回は一般質問を行いません。
よって、あとは委員長を務める文教経済委員会の運営が今議会の大きな役割と責任となります。
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