6人の学生との協働企画。テーマは「大学生のUターン就職」を取り上げ、基本的な情報を1回目と2回目の時間を使って共有できたところで、次に大学生に意識調査するためのアンケートづくりを第3回目に行いました。アンケートに“答える”という経験は6人の学生みんながしていましたが、“作る”という経験はありませんでした。商学部に所属する学生で、みんなマーケティングに興味があるということなので是非とも経験してもらいたいプロセスでした。
「なにを、どう聞けば、どんな情報をえられるのか?」
前回、記述した通り、学生のUターン就職を促進するという目的はすでにあったので、そのための設問として、課題や対策の一助になるような情報を抽出することができればという方向性だけは学生に伝え、各自で設問を作って第4回目に発表してもらい、アンケート内容を決めることにしました。なお、高卒から地元就職している友達が多いという学生がひとりいたので、その学生さんには、地元就職者の意識調査ができる設問を作ってもらいました。
第4回目のWeb会議では、それぞれのアンケート質問内容と質問の意図を発表してもらい、6人全員が発表した内容を組み合わせ、アンケート内容を完成することができました。そして、すぐに学生たちそれぞれがSNSにアンケートをあげて、回答をもらえるように協力のお願いをしてもらいました。その結果、かなりのn数を稼ぐことができました。LINEやSNSの威力を改めて知らされる機会となりました。
このように学生と協働して積み上げてきたアンケート結果はこちらの通りとなります。一部をご紹介します。
最終回となった5回目は、これまでの活動を振り返った報告を個々の学生にしてもらいました。私に対する評価も含め、この企画自体どうであったか、進め方や中身すべてにおいて意見を聞くことができました。
「嬉しいな♪」と思ったのは、全5回とその間にあるコミュニケーションをすべてオンライン上で行ってきて、実際に一度も会わず始まり、終わってしまったことについて不完全感を感じてもらったことでした。企画のことについても「楽しかった」や「やりがいがあった」などポジティブな意見をもらえたことも嬉しかったのですが、人とひとが繋がり何かを行うことを実際に会った方が良いと結論付ける感覚は大事なんじゃないかと思っています。オンラインだけでできることと、できないことの住み分けはあるべきだと思いますが、どちらに重心を置くかということを考えると、私個人は実際に会うことに重心を置きたいと思っています。コロナがきっかけで、これまで気づかなかった当たり前のものに気づかされることは誰しもが感じているのではないかと思います。
限られた時間ではありましたが、6人の学生と共有できた時間や学び合えた成果は大切なものとなりました。
このような機会を頂けた名古屋学院大学の教授に感謝申し上げます。
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