文化振興を学ぶために伊賀市を訪問Part2

先日、文化振興において県内トップと評される伊賀市の市長:岡本栄氏にお会いし、首長としての考えや想いをお聞きしました。自治体のトップとして力を入れていること確認したうえで、その想いを受けて指定管理者として実質の実行部隊となっている「伊賀市文化都市協会」さん、通称「ぶんと」さんにお会いする機会をいただきました。

 

多くを語らなくても私の意図はご理解いただいていたのか、とても生産性の高い2時間を過ごすことができました。
総論として感じたことは、伊賀市の文化振興を支えているのは今回お邪魔した「ぶんと」さんであること、そして現場で実行している実行者がなにより重要な役割を担っていることでした。創造性と実行力を併せ持ち、その根っこの部分には、想いと責任があることが垣間見えました。

そんな「ぶんと」さんですが、最初からうまくいっていたわけではなく、団体としては30年ほどの歴史を持ち、指定管理者としては10年ほどの経験を積み重ねて来られています。伊賀市の取組みの背景には職員さんたちの勉強や調査という努力や、試行錯誤の繰り返しがあり、おそらく失敗もあったのだろうと想像します。その積み重ねの先に今の伊賀市の文化振興事業のひとつひとつがあり、それらを評価している伊賀市民のみなさんがいて、伊賀市が掲げる「文化がつなぐまちづくり」があることがわかりました。
“「ぶんと」は次、なにをしてくれるんだろうか…”そんな期待の声が伊賀市民からは聞こえてきそうです。