副議長就任から一か月を振り返って

8月から市議会議員3期目のスタートと共に、副議長の大役を頂戴し早一か月が経過しました。
就任後の平日は毎日、市役所に勤めることとなり今まで会議や打ち合わせがある日だけの登庁ではなくなったのが、大きな変化のひとつです。これまでは毎日、違う人に会い、違う地域へ行き、違うことをしていたので不規則な議員生活であったのに対し、前述のように同じ場所へ行き、同じ席へ座り、同じような仕事をこなす規則正しさが副議長生活の特徴です。

議長室で決まった仕事といえば、議会事務局の事務決済や、来訪者の対応、会議の打ち合わせなどなど…です。
コロナ禍のため来訪者は少なく、イベントもないので決まった予定は平時の時と比べれば少ないようです。
そうなると、現在開かれている本会議の議会運営が一番の仕事どころとなり、いかに円滑に議会を運営していくかということに尽きます。当然、議員は市民の代表ですから、このコロナ禍で市民の声を市役所に届けることが仕事になってきますし、同時にいかにコロナ対策のとれた議会運営ができるかという点についても考えなければいけません。

松阪市議会は今年の2~3月に議場を改修をしたので、一定のコロナ対策はとれています。例えば、クリアボードを一人ひとりの間に設置したり、今までより座席の距離を遠くしたりしています。しかし、議会によっては、質問者以外の議員は会派の控室で待機して少人数化に取り組んだり、そもそも質問機会をなくしたりしている所もあるようです。質問機会をなくすのは後ろ向きな判断だと思いますが、質問者を議場から少なくするという発想は十分、可能な取り組みだと思います。
もしかしたら、どこかの議会では実施されているのかもしれませんが、リモート議会を行うところも出てきているのではないのだろうかと想像しています。採決は現行の法律では委任ができないので、議場に行かないといけませんが、議論という点で技術的にできなくはありません。あくまでできる、できないの話ですが。

とりとめもない話になりましたが、今までとは見る視点も考える視点も少し変わり始めたのもこの役職に就いたからだと思います。
“役職がひとを成長させる”と昔に聞いた言葉が思い出されます。