全員協議会で、学童について驚きの市長答弁!

2月12日に全員協議会が開かれました。主題は「実施計画」について。
この「実施計画」は、松阪市にとって一番重要な計画に「総合計画」というものがあり、その総合計画を推進していくための事業として定められたものです。なので、かなり重要な計画です。

シンプルに言えば、市が行う1,000以上の事業の中で、最上位の事業(総合計画)と上位の事業(実施計画)を決めたものです。
それらの事業がどこを目指して進んでいくのかで市の方向性や、市政の市民への寄与度が決まると言っても過言ではありません。

その「実施計画」について、いくつか質問をした中に、「放課後児童クラブ」の質問をしました。昔風に言うと、「学童」です。
近年の状況は、平成29年度に市から保護者会への委託を補助金に変えたことで、保護者会からいくつかの事務委託をアウトソーシングできるようになったことや、業務全般(運営そのもの)を社会福祉法人に委託する流れが出始めています。
特に、運営委託の流れは保護者会にとっても願ったり叶ったりで、学童の役員を受けると大変な役員業務に追われてしまい仕事を休むとか、仕事を早退するという矛盾した現象が起きていたため、学童に子どもを預けたくても預けられない状況もありました。
現状、市内放課後児童クラブの内の11クラブは運営委託をしているということです。

そんな説明も市長からあり、将来的な方向性として「公設公営にしていく」という発言が突然、ありました。
公の場で示されたのは初めてでした。
質問後、他の議員からも驚きの声が聞こえてきました。
公設公営‥どういう意味かというと、行政で放課後児童クラブを運営していくということです。(今は保護者会運営だけど)
ということは、保護者会は役員の大きな負担から解放されるということです。
しかし、課題はあります。
行政から運営委託を民間事業者にしようと思っても、現状11クラブ止まり。しかも、これ以上なかなか増えない。
保育士・教師の有資格者不足であったり、経営的に採算が取りづらかったりと越えないといけない課題はいくつか見えています。

それでも、大きな進展が見えた発言。今後の動向も追っていきたい。