昨日の日曜日に、津市で政策提言力向上セミナーと題し、講演とパネルディスカッションが行われた。
一部の講演では、浜松からお越しの講師がNPOと議会の連携に取り組んでいる話をお聞きし、二部では県議1名と愛知県の町議1名と大学生ながらNPOの代表をしている方が、議会と市民活動の協働をテーマに会場と意見交換が行われた。
松阪市だと、カリヨンの三階で市民活動をサポートする機関が市の委託で行われているが、鈴鹿市の議員さんによると鈴鹿市にはそういう場すらないとのことだった。
私も、市民活動として通訳ガイドボランティアをしているため、議員でありながら議会との協働ということを考えたことはなく、基本的には担当課や関係団体さんとのなかで話し合いを行なっている。
どういう時に、議会と協働したらいいのか?ひとつは、担当課と話をして意見が通らない時があるかもしれない。いただくまちの声の一部には実際、そういうことがある。
または、市民団体が変えたいこと、より良くしたいことがあった時に、担当課と議会の双方に話をしておくことは効果的な取り組みとなる。担当課である執行部は、予算をつけて、議会に提案し、執行する権利を持つ一方で、議会は決定権を持つ。役割の違いがプロセス上にあるため、双方に話を通すことは大事なことだと思う。
今回のセミナーで一番の気づきは、市民団体さんからすると、議会の敷居が高いという意見が出たことだった。アクセスの仕方がわからないという手段の問題ではあるけれど、議会事務局に電話をしたらいいというような簡単なものではない。議会からも市民団体さんにアクセスすることが必要だと感じた。
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