地元の城跡をめぐる

松阪市で「山城の会」という会を組織し、市内にある城跡を巡られている方々がいらっしゃいます。
巡った場所を調査し、書籍化までされ、積み上げられた活動の多さに敬意を表すほどです。
そして、その活動を広めようと毎年、調査した城跡巡りを知り合いや地元の人たちと行われている中に、
私の地元の脇谷城や辻原城、坂内城の番が回ってきたのでご一緒させていただきました。
辻原城と坂内城は正直、初めて登りました。約500年前の城跡なので、ほとんどなにも残ってはいません。伝承や文献でここにあっただろうとされている場所に行き、「堀切」などの跡を視認できるくらいでした。それでも、どの城跡や砦跡へ行っても、道がよく見渡せます。「見張り」自体が重要な機能であったことがよくわかる見晴らし具合でした。
ご説明をお聞きしながら、数百年の時の流れに想いを馳せ、たくさんの人たちで話し合いながら登る過程に、文化の香りがしました。

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